秋冬 2025
プログレッシブ・ロマンティクス
確かに、他の日より特別に感じられる日があります。今日はまさにその一日です。
今日、私にとって新たな冒険が正式に始まります。
心からの感謝を、アルベルタに捧げます。彼女は自らの名前を冠した大切なブランドを私に託してくれました。
私に自由な解釈を許してくれたことで、彼女は私に、自分の声を表現する道を見つける機会を与えてくれました。
それは、懐古的なオマージュではなく、彼女のロマンティシズムとフェミニニティのメッセージの進化を呼び起こすコレクションです。
私のショーに「プログレッシブ・ロマンティクス」という名前を付けたのは、ロマンティックでありながら理性的な女性たちを描きたかったからです。
自己を確立しながらも、個人的な生活を大切にしたいと願う女性たち。
独立と感情のどちらかを選ばなくてもよい、両方を手にするに値する女性たちです。
彼女たちは、私たちがテクノロジーやアルゴリズムによって大きく左右される世界に生きていることを理解しています。
しかし同時に、人間らしさの大切さを見過ごすことも拒否しているのです。
この想いを胸に、私は、着る人が自身の解釈を通じて感情や想いを表現・伝達できる服を作りたいと考えました。
それは、彼女たちの個性を延長する存在となり、繊細な誘惑と感情の深みをさりげなく伝える衣服です。
フランカ・ソッツァーニはかつてこう言いました。
「人を大きくするのは大きな夢です。小さな夢はただの願望にすぎません。夢の中くらい、‘大げさ’であることを恐れてはいけない。」
これこそが、私が心から“プログレッシブ・ロマンティクス”たちに願うことです。
愛をこめて、
ロレンツォ
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